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KNOWLEDGE & POINTスーツの基本知識と選び方のポイント

スーツをオーダーする際に予め知っておいた方が楽しくなる基本知識を、わかり易くご紹介いたします。

GINZA YAMAGATAYAのスーツの5つの特徴

  • POINT 1選べるテイスト

    イギリス、イタリア、アメリカ、インターナショナルまで幅広く展開しています。創業1907年の歴史が作り上げた豊富なテイスト数が拘りです。多様化するニーズに対応するために様々なテイストをご用意しています。

  • POINT 2豊富な大型・サイズ

    《身長》150~200cm / 《ウエスト》60~146cm / 《保有パターン数》約190パターン以上。ベストやスペアパンツ、BIGサイズも対応いたします。

  • POINT 3拘りの縫製

    長く着用できるように、型崩れを防ぐ拘りのフル毛芯仕様 縫製するのに経験と技術と時間を要しますが、フル毛芯のスーツは立体的でハリとコシのある本物のスーツに仕上がります。通気性が良く滑らかな袖通りは着用感が良く、表生地、裏地の間に三重構造〔台芯、胸芯、肩芯〕の毛芯を入れています。また袖裏はキュプラを使用しています。

  • POINT 4生地

    物性の優れた別注の日本の生地からヨーロッパの感性豊かなインポート生地まで展開しています。価格帯はベーシックからオーセンティックまで幅広く展開しています。また多様化するニーズに備え、機能性素材も展開。〔ストレッチ、撥水etc〕ビジネスカジュアルのジャケット生地からスーツ、フォーマルまで豊富に品揃えしています。

  • POINT 5無料でもオプション多数

    無料でも選べるボタンや裏地が充実、さらにAMFステッチやチェンジポケットなどのデザインディテールなども無料でお選びいただきます。有料オプションで、本開きやバルカポケットへの変更も可能です。

GINZA YAMAGATAYAの選べる「4つのスタイルモデル」

ご用意しているスタイルモデルには、それぞれの特長があります。
まずはご自身が着てみたいと思うスタイルモデルを選んでみてください。
ビジネスやフォーマル、普段使いなど、様々なシーンを想像しながらお選びいただければと思います。

  • イメージ:サヴィルロウ・ドレープ モデル

    Savilie Row Drape Modelサヴィルロウ・ドレープ モデル

    銀座山形屋の象徴となるスタイルモデル

    銀座山形屋が提案するサヴィルロウドレープは、スーツの源流英国ロンドン/サヴィルのドレープスーツを基本に「着やすさ」「かっこよさ」を追求して開発しました。
    横方向から膨らむ重厚なバストヴォリュームから強く絞り込んだウエスト「イングリシュドレープ」で男の色気を表現しています。日本人に合わせた小ぶりなアームホールなどで動かしやすい肩周りなど着心地も追及したモデルです。

  • イメージ:ニューブリティッシュ モデル

    New British Modelニューブリティッシュ モデル

    カッチリした肩ラインと絞り込まれたウエストラインが印象のモデル

    銀座山形屋のブリティッシュモデルは伝統的な英スタイルを現代的にアレンジしたモデルです。存在感のあるショルダーラインが構築的なシルエットを実現します。
    強く絞ったウエストラインとカッタウェイフロンでフレア感のある“X”シルエットで身体のラインを強調いたします。ビジネスシーンはもちろん、フォーマルな場にも着用出来るシルエット。多くのデザインの網羅した現代版の定番スタイルになっています。

  • イメージ:ニュートラッド モデル

    New Trad Modelニュートラッド モデル

    永遠の定番、トラッドI型を今日的シルエットにアレンジしたモデル

    ニュートラッドモデルは、根強いドラッドファンのご要望から生まれたモデル。
    胸ダーツなし、前身・後身の2面構成などトラッドのルールに則りながら、アームホールはコンパクトに改善。
    ゴージラインとウエストラインの位置は高めに設定しモダンなシルエットにアレンジしました。

  • イメージ:イタリアンクラシック モデル

    Italian Classic Modelイタリアンクラシック モデル

    全体にコンパクトで丸いラインと軽い着用感が特徴のモデル

    銀座山形屋が提案するイタリアンクラシックモデルは、イタリアの伝統的な技術とデザインをいかしたオーダーモデルで全体的にコンパクトで丸いラインと軽い着用感が特徴です。
    ウエストラインは絞り込み過ぎず、肩は程よいナチュラルなラインで程よいゆとりを持たせています。リラックス感があり身体に優しくフィットする柔らかいシルエットは伝統的なイタリアスタイルが好きな方や軽快な気心地のスーツをお求めの方にお勧めです。

GINZA YAMAGATAYAの「ユーティリティスーツ」

銀座山形屋では、4つのスタイルモデルに加えて、従来のスーツとは異なるリラックス感のある「ユーティリティスーツ」も取り扱っております。
働き方の変化に伴い「リラックス感のあるスーツ」をお探しの方、ノーネクタイなど「着こなしの自由度を求めている方」「機能性に加えて、自分らしいスタイルを表現したい」そんな方にユーティリティスーツをお勧めしております。

ユーティリティスーツは、毛芯レス、芯なしのリラックス感漂うセットアップスタイルが特徴です。軽くて柔らかくリラックス感と着心地の良さを実現しております。シャツやタイと合わせてビジネススタイルはもちろん、インナーにカットソーやティーシャツ、足元はスニーカーなどに合わせることも出来る新しいスーツのスタイルです。<ジャケット>には芯地やパット裏地がなく羽織るような感覚のコンフォートスタイルを、<パンツ>はウエストをゴム仕様にすることでさらに快適な着心地になります。

シングルスーツとダブルスーツ

イメージ:シングルスーツとダブルスーツ

スーツにはシングルスーツとダブルスーツの2種類が存在します。

シングルスーツは前ボタンが縦一列に並んでおり、ダブルスーツは前ボタンが縦並びで2列になっています。
シングルスーツの源流は、食後にくつろぐラウンジルーム内で着用されいた屋内用のラウンジジャケットだったと伝えられています。
一方、ダブルスーツは、軍人用の防寒外套が源流だと伝えられており、左右どちらから風がきても寒くないように、上前と下前のボタンを掛け変えることで風の侵入を防ぐことができるようになっています。

日本国内ではシングルスーツはビジネス向け、ダブルスーツはフォーマル向けという印象が根付いていますが、実際にはどちらを選んでも問題はありません。
ちなみに、スラックス(ズボン)の裾を折り返していないものがシングル、折り返しているものがダブルとなります。

スリーピーススーツ

ジャケット + ベスト + スラックス(ズボン)を共布(同じ生地)で仕立てたものをスリーピーススーツ(三つ揃え)と呼びます。 ベストの無い、ジャケットとスラックス(ズボン)を共布(同じ生地)で仕立てたものをツーピーススーツと呼び、現在ではビジネススーツとして最も目にすることが多いのではないでしょうか。

そんなツーピーススーツですが、元々のスーツの源流はスリーピーススーツで、ツーピーススーツは、スリーピーススーツが簡略化されたものです。
ちなみに「オッドベスト」とはジャケットと異なった生地で仕立てた単独のベストのことを指します。

前ボタンと袖ボタン

前ボタンと袖ボタンにはそれぞれ主流があります。
シングルスーツの前ボタンは、主に2つボタン、3つボタン、段返り3つボタンが主流となります。1つボタンはフォーマルな仕様となり、4つボタン以上はカジュアルな仕様となります。現在は2つボタン、段返り3つボタンが主流となり、3つボタンはクラシックな印象です。

ダブルスーツでは4つボタン1つ掛け、4つボタン2つ掛け、6つボタンン2つ掛けが主流となります。

前ボタンと袖ボタン

前ボタンの他に、袖には「飾りボタン」があり、3~5つが主流となります。

袖ボタンの仕様には「開き見せ(あきみせ)」と「本切羽(ほんせっぱ)」という2種類が存在し、「開き見せ」は開かないボタンホールに飾りボタンが縫い付けられているだけで、ボタンを外すことができません。「本切羽」はボタンホールと対になるボタンが存在し、ボタンを外すことができます。

サイドポケット

サイドポケットには主に5つの種類が存在します。

サイドポケット

主なサイドポケットの種類は、フラップポケット・スラントポケット・チェンジポケット・アウトポケット・ノーフラップポケットの5つとなります。

「フラップポケット」は屋外での活動を想定した雨蓋付きのポケットで、雨や埃がポケットに入らない仕様のビジネススーツ向けのポケットです。
逆に「ノーフラップポケット」は雨蓋を必要としないため、屋内専用のフォーマル向けのポケットになります。
スラントポケット(ハッキングポケット)は斜めに付いたポケットで、ウエストが視覚的に締まって見える効果があります。
元々は手を入れ易くするために斜めにしたポケットだと言われています。
チェンジポケットはサイドポケットの上に付ける装飾的な小振りのポケットで、元々は小銭を入れるためのポケットだと言われており、アウトポケット(パッチポケット)は共布を外から当てたポケットで、カジュアルなジャケットやブレザーに使用されることの多いポケットです。

ベント

ベントには主に4つの種類が存在します。

ベント

主なベントの種類は、シングルベント・フックベント・ダブルベンツ・ノーベントの4つとなります。

ベントとは、フランス語で「風」という意味で、背中の裾の部分に入った縦の切れ込みのことです。
シングルベント(センターベント)とは、背中の裾の真ん中に入った切れ込みのことで、ベントの開き止りが、カギ状になったものをフックベントと呼びます。
元々は乗馬の際に背中の裾が突っ張ってしまわないように切れ込みを入れたことからはじまったと言われています。
ダブルベンツ(サイドベンツ)とは、背中の裾の両サイドに入った切れ込みのことで、元々は騎士たちが鞍上で剣を抜き易くするために切れ込みを入れたことからはじまったと言われています。
ノーベントは切れ込みを必要としない、フォーマルなシーンを想定した仕様となります。

スラックス(タックとポケット)

スラックスは、豊富な生地、デザインから単品でもご注文いただけます。また、ノータックやワンタック、ポケットのデザインなどバリエーションは様々です。特に「ウエストに合わせると、全体的に太くなりすぎて…」などという方にには体型やお好みに合わせたオーダースラックスがお勧めです。